2005年7月31日に締め切られた「TYサポート・プログラム」の第1回目には、レコード会社をはじめ、制作プロデューサー、アーティスト等から70件近い応募をいただき、さらには今回対象としていない海外のプロデューサーから問い合わせがあるなど、短い告知期間であったにもかかわらず、多くの方々に関心を持っていただけたと考えています。
各審査委員によるサンプル試聴事前審査を経て、9月1日に最終審査会を行い、次の企画が今回の対象作品として選定されました。
◎ユーシア弦楽四重奏団によるブリテンと武満の弦楽四重奏曲集
<応募者:(有)エヌ・アンド・エフ>
⇒サポート作品掲載
◎鈴木俊哉のリコーダーによるシャリーノの作品集(世界初録音)
<応募者:ミュージックスケイプ>
⇒サポート作品掲載
◎ルディース・トリオによるソプラノ、クラリネット、ピアノのための作品集
<応募者:ルディーストリオ>
⇒サポート作品掲載
◎湯浅卓雄(指揮)アイルランド国立交響楽団による村松禎三の作品集
<応募者:(株)アイヴィ>
◎西山まりえ他によるゴシックハープとオルガネットを中心とした中世の音楽
<応募者:(有)レグルス>
⇒サポート作品掲載
審査においては、市販されるCDとしての企画が具体的であることを念頭に、演奏家の音楽技量が水準以上であること、企画として音楽愛好家がぜひ聞きいてみたいと感じるもの、さらにそれが10年後のファンにもアピールできるものでありうることを大きな基準としました。特に、音楽的には素晴らしくても、市販が前提の企画として未消化で選から漏れたものが見受けられたのは大変に残念なことでした。
次回募集については、今回の募集・審査過程をふまえ応募要項に若干の変更を加えて、2006年1月に行う予定です。 |