『シャコンヌと枯葉』 Chaconne & Autumn Leaves
(第1回サポート作品)
ユーシア・クァルテット 高木和弘 (violin 1st)
ヤンネ舘野 (violin 2nd) 小倉幸子 (viola)
アドリアン・ズィトゥン (Violoncello)
OPEN PRICE(希望価格4,500円税込) 2006年9月20日発売
ハイブリッドSACD: NF63101
3種信号入り複合ディスク(CD, SACD2Ch, SACD5.1Ch)
企画制作:エヌ・アンド・エフ
※この作品のサンプルを試聴する
EUSIAの名前の由来は、4人の出身地であるヨーロッパ(EUROPE)とアジア(ASIA)、出会いの場であるアメリカ(U.S.A)の合成語。2000年9月に米国シカゴで結成されたが、当時、ルーズベルト大学シカゴ芸術音楽院教授だった、森悠子の指導のもとにめきめき力をつけ、2001年5月米国インディアナ州サウスベンドで行われた<全米フィショフ室内楽コンペティション>でゴールド・メダリストとなった。その折演奏したのがブリテンの弦楽四重奏曲第2番で、難曲として知られるこの作品で“誠実で精巧、独創性豊かな雰囲気が見事に保たれた演奏"と絶賛された。今年没後30年を迎えたブリテンは、この作品をパーセルの没後250年記念作品として作曲しているが、第3楽章は「シャコンヌ」で書かれており、パーセルの「シャコンヌ」(ブリテン版)を冒頭に収録しているのは、両者に深い絆があるからだ。
今年没後10周年を迎えた武満徹は、ブリテンと共に20世紀を代表する作曲家として、今や世界中から認められてる。その武満徹の「ア・ウェイ・アローン」と共に、武満徹が自ら編曲した「枯葉」を後半に収録しているのが、このディスクのもうひとつの魅力といえる。作曲家武満徹の原点は、戦時下にSPで聴いたシャンソンだった。秋をこよなく愛した武満徹の編曲した「枯葉」の、限りない美しさと悲しさを、ユーシア・クァルテットの演奏は漂わせている。
ユーシア・クァルテットの4人は、長岡京室内アンサンブルのコアのメンバーでもあり、このアンサンブルから飛翔した類まれなる瑞々しい感性をもつ新星といえる。
【記事掲載】
『レコード芸術』2006年11月号P.118の新譜月評・準特選盤に選ばれました。
『ステレオ』2006年11月号P.207のステレオディスクコレクションに選ばれました。
『レコード芸術』2006年11月号P.173新譜月評SACD/DVD-Aにて紹介されました。
読売新聞2006年10月19日15面(夕刊)サウンズBOXクラシックで紹介されました。
日本経済新聞2006年10月13日24面(夕刊)ディスクレビューで紹介されました。
|