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≫『浜辺の歌変奏曲〜成田為三ピアノ全曲集』

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浜辺の歌変奏曲〜成田為三ピアノ全曲集『浜辺の歌変奏曲〜成田為三ピアノ全曲集』 (第2回サポート作品)
白石光隆(ピアノ)

定価2,800円(税込) 2007年2月21日発売
KKCC 3017
企画制作:株式会社キングインターナショナル

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成田為三 (1893-1945)は〈浜辺の歌〉〈かなりや〉等のシンプルな童謡、叙情歌で有名ですが、ソナタを含むピアノ曲を残していたことはほとんど知られていません。成田はドイツ仕込みの理論家で、西欧的水準の大規模な交響曲やソナタの創作に心血を注ぎつつも、それらは時代に先んじすぎていたため正当に評価されることもなく、大半が太平洋戦争で焼失してしまいました。その業績は今日まで省みられることもないまま〈浜辺の歌〉のみがひどく愛される状況となっています。
当アルバムは現存する成田のピアノ曲をすべて集めた初の試み。ソナタはクラシック作曲の黎明期とされる大正時代の日本で、かくも充実した楽曲が作られたと驚く内容。また凝りに凝った作曲技法で超絶技巧が要求される大作〈君が代変奏曲〉や成田のトレードマークに基づく最晩年の〈浜辺の歌変奏曲〉まで、童謡、叙情歌のイメージから極めて遠い充実度満点の本格的クラシックの世界が続きます。白石光隆が熱い共感、完璧な技巧と美音を駆使し、成田為三観を一新させてくれます。
「このCDは、既成の歴史認識を薙ぎ倒す鉄拳となるだろう。(片山杜秀。評論家)」

【記事掲載】
 『レコード芸術』2007年4月号の特選盤に選ばれました。(P.141-142)
 『レコード芸術』2007年3月号の話題のニューディスクに選ばれました。(P.171)
 『レコード芸術』2007年1月号に紹介されました。(P.65)
 日本経済新聞2007年3月9日18面(夕刊)にて紹介(カラー・ジャケット写真付)されました。
 『レコード芸術』3月号の話題のニューディスクコーナーで取り上げられました。(P.171)
 『毎日新聞』2007年2月21日5面で紹介されました。
 読売新聞 夕刊2007年3月15日8面サウンズBOXクラシックで紹介されました。

 

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