『赤いはりねずみ――ウィーンのブラームスと仲間たち』
(第7回サポート作品)
平野玲音(チェロ) スレブラ・ゲレヴァ(ピアノ)
定価2,800円(税込) 2010年1月20日発売
JMCC-21216
発売元・レーベル・販売元:ジェイズミュージック
曲目
ロベルト・フックス:チェロ・ソナタ第1番 ※準備中
ヨハン・シュトラウス2世:3つのロマンス
アントニン・ドヴォルジャーク:ロンド
ヨハネス・ブラームス:チェロ・ソナタ第2番、ハンガリー舞曲第13番、子守歌
【作品紹介】
ブラームスがヨハン・シュトラウスやドヴォルジャークといった多くの友人たちと会ったレストラン「赤いはりねずみ」。《チェロ・ソナタ第2番》をメインに、ウィーンにゆかりの深い小品や、そうした友人たちの珠玉の作品を集めることで、この街で感じた温かみのあるブラームス像をお伝えしたい……と、プログラムを考えました。
彼が愛して止まなかったワルツ王シュトラウスによる美しい3つの《ロマンス》、親身に校正を引き受けたというエピソードの残るドヴォルジャークの《ロンド》、そして生前非常に高く評価していたオーストリアの作曲家フックスの《チェロ・ソナタ第1番》。魅力的な友情の輪の中で、ブラームスの作品に新たな輝きを見つけることができればと願っています。
時を経ても変わらぬ「音楽の都」ウィーンでは、様々な音の世界を旅し、楽しむことこそが、人々の日々の糧となっています。白磁のお皿ならぬ小さなCD盤に乗せた私なりの味わいを、お気に召していただくことができましたら幸いです。 (平野玲音)
【記事掲載】
『ぶらあぼ』2月号「新譜この人いちおし」(p.160)
『音楽現代』1月号「『音現クラブ』セクション」(p.46)
『音楽現代』2月号「プレビュー・インタビュー」
『百味』1月号「ウィーン便りM」(p.12-15)
|